• eFPGA 搭載 SoC デバイス向けの高品質セキュリティ ソリューションを提供
• IIoT から航空宇宙/防衛までの幅広いアプリケーションに対応できる多様なセキュリティ オプションを提供
• あらゆるファウンドリ/プロセス ノードに対応できる eFPGA およびデバイス レベルの SoCセキュリティを実現できる
カリフォルニア州サンノゼ/サニーベール (2022 年 5 月 12 日、PR Newswire) – 超低消費電力でマルチコアの音声対応 SoC、エンベデッド FPGA IP、およびエンドポイント AI ソリューションを開発する QuickLogic Corporation (NASDAQ: QUIK) は、PUF (Physical Unclonable Function) セキュリティ IP の世界的リーダーである Intrinsic ID 社と提携し、エンベデッド FPGA (eFPGA) 搭載デバイス向けのセキュリティ オプションを提供することを本日発表した。これらのセキュリティ オプションは、SRAM PUFベースの安全なキー生成機能から、ビットストリーム暗号化、キー ラッピング、認証タグ、キー検証、さらにはデバイス内ストレージ間の通信やボード/システムレベルでの通信におけるデータの暗号化/復号化などを含む包括的なセキュリティ ソリューションまで多岐にわたります。共同開発によって、ソリューションのシームレスな統合が可能になり、クイックロジックの eFPGA ユーザーは、統合作業に時間をかけることなくセキュリティ機能を簡単に追加できるようになった。
Intrinsic ID 社のソリューションは、デバイス固有の物理的な特性 PUF (Physical Unclonable Functions) に基づいてデバイス固有の暗号化キーを生成する認証方式を採用している。eFPGA 技術を使用する SoC の場合、PUF は標準的な SRAM セルまたは PUF 用に構成した FPGA ロジックセルを使用できる。いずれの場合も、PUF によって各デバイスに固有のデジタル指紋を生成できるため、暗号化ルート キーを生成するときに必要に応じて PUF を使用できる。この方法は、キーを保管する必要がないため、ハッカーの危険にさらされることがない。また、すべてのキーは、生成されたデバイスに固有のものとなる。
Intrinsic ID 社は、PUF ベースのキー生成機能のほかに、「QuiddiKey」という包括的な SoC セキュリティ ソリューションを提供しており、秘密キーやデータの暗号化、他の機能を保護するためのラッピング キーの導出、認証タグの追加、認証タグの検証、関連コンテンツの復号化などの機能を備えることができる。このソリューションでは、安全なキーを無制限に作成/保管でき、ハードウェアのオーバーヘッドを最小限に抑えることができるといったメリットがあるため、従来のキー ストレージ方式よりも高いセキュリティ レベルを実現できる。また、QuiddiKey では、ビットストリームの暗号化に使用するキーをデバイス固有のキーでラッピングできるため、デバイス所有者はデバイスと大切な IPを保護できるようになり、「信頼できるサプライ チェーン」を構築できる。つまり、QuiddiKey はキーを一元管理するソリューションであるため、最先端テクノロジー ノードを使用するデバイスに対しても、きわめて高いレベルの信頼性と安全性を提供できる。
Intrinsic ID 社 CEO の Pim Tuyls 氏は次のように述べている。「クイックロジックの Australis™ eFPGA ジェネレーターとeFPGA 技術を活用することで、SoC 開発者はプログラマブル機能を簡単に組み込むことができます。今回弊社がクイックロジックと提携し、これらのプログラマブル ロジック アーキテクチャにセキュリティ機能を備えることが可能になり、お客様の大切な IP、通信機能、サプライチェーンを保護できるようになりました。」
クイックロジックのシニア マーケティング ディレクターである Mao Wang は次のように述べている。「Intrinsic ID 社との提携により、大切な IP、システム デザイン、システムレベルの通信を保護することを望む SoC 開発者向けに複数のセキュリティ オプションを提供できるようになりました。このセキュリティ機能は、eFPGA ベースの SoC デザインに備わる柔軟性を補完し、I IoT から航空宇宙/防衛分野までの広範なアプリケーションに最適です。」
提供開始日
クイックロジックの eFPGA テクノロジーは、一般的なファウンドリ/プロセス ノードに対応し、すでに提供を開始しております。詳細は、https://www.quicklogic.com/products/efpga/ を参照してください。また Intrinsic ID 社が提供する eFPGA 搭載デバイス向けのセキュリティ ソリューションについても、ご利用いただけます。詳細は、https://www.intrinsic-id.com/ をご覧ください。
Intrinsic ID について
Intrinsic ID は、PUF 技術を応用したエンベデッド システム向けセキュリティ IP を提供する世界的なリーディング カンパニーです。この技術は、シリコン チップに固有の性質を利用してハードウェアのセキュリティ レベルを上げることができます。同社のセキュリティ IPは、ハードウェアまたはソフトウェアとして提供され、小型のマイクロコントローラーから高性能 FPGA までほとんどすべてのチップに簡単に適用できます。また製品ライフサイクルのあらゆる段階で組み込むことが可能です。世界中の顧が、軍事/政府関連の機密データやシステムの保護、決済システムの検証、安全な接続、チップやデバイスの認証などに同社のソリューションを採用しています。
クイックロジックについて
クイックロジック (NASDAQ: QUIK) はファブレス半導体企業であり、人工知能 (AI)、音声、およびセンサー処理向けに低電力マルチコア半導体プラットフォームおよび IP (知的財産) を開発しています。主なソリューションには、ハードウェア アクセラレーションやプリプロセッシング用の組み込み型 FPGA IP (eFPGA)、eFPGA をその他のプロセッサやペリフェラルと統合したヘテロジニアス マルチコア SoC などがあります。クイックロジックの子会社である SensiML 社の Analytics Toolkit を使用することで、AI 技術を使用する正確なセンサー アルゴリズムを実装した「フルスタック」のエンドツーエンド ソリューションが実現します。フルレンジのプラットフォーム、ソフトウェア ツール、eFPGA IP により、モバイル、ウェアラブル、ヒアラブル、民生機器、産業機器、エッジ、およびエンドポイントの IoT において、AI 機能、音声処理、およびセンサー処理の実用的かつ効率的な活用が可能になります。詳細は、www.quicklogic.com および https://www.quicklogic.com/blog をご覧ください。
QuickLogic の名称およびロゴは登録商標であり、EOS、SensiML、および Australis は QuickLogic Corporation の商標です。そのほかすべてのブランド名または商標はそれぞれの所有者に帰属するため、取り扱いにはご注意ください。
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オリジナル コンテンツはこちらからダウンロード可能です。
multimedia: https://www.prnewswire.com/news-releases/quicklogic-partners-with-intrinsic-id-to-provide-efpga-security-solutions-301545920.html
発信元: QuickLogic Corporation
リリース日: 2022 年 5 月 12 日